無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
『宙さんへ

 お元気そうでよかったです
 あの、つかぬことをお伺いしますが、
 宙さんは私がどこの誰なのかご存じですか?  アネモネ』

 メールを送ったものの、どうせまた一週間は音信不通なのだろうと思いきや、
 夕食を済ませて部屋に戻ってきた時には


 ピピピ

 返信メールが届いた。



『アネモネさんへ

 ちょうどアネモネさんのブログを見ていたところでした。

 あの猫は以前にも登場しましたね。 

 ボクはあいつのふてぶてしさが、すごく好きです。

 ところでリアルのアネモネさんをご存じかとの事ですが、残念ながらまったく…

 ブログの写真から想像する限り、都内にお住まいかお勤めなんだろうなぁということくらいしかわかりません。女性なんですよね?もしかして男性でしたか?

 アネモネさんがお爺ちゃんだったらボクは腰を抜かします。笑   宙』



――おお!


 そっけない前回の返事とは打って変わって、今回の返事は内容がある。

 ユキはパソコンを開き、あらためて自分のブログに宙がくれたコメントを一つひとつ読み返してみた。


 そして次に宙のブログを開いた。
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