無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

 クスッ


「実はギリギリまで悩んでいました」


「やっぱり?! ですよね そうでしょうとも

 ボクがあなたでも相当悩んだと思いますよ」


 クスクス



 打ち解けるまでに、それほど時間は掛からなかった。


 三十分もしたころにはもう何度も会ってるような気になり――



 彼とはずっと前からの友人で、

 ちょくちょくこうして会っていたかのようになんの違和感もなく話は尽きることがない。


 宙のブログのこと、

 ユキのブログのこと。

 最近読んだ本のこと。


 時を忘れるほど楽しくて、実際ユキは時間を忘れていた。



 二時間後には、

 宙はすっかり自分の恋人であるように思えた。
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