無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

――それから一年と少しした頃


 役員昇格に必要とされた何倍もの実績を上げた西園寺洸は、穏やかな微笑を残してガラス張りの部屋をでた。


 そして彼は、若き常務取締役として、

この静かなる個室を手に入れたのである。



 今、この個室に足を踏み入れることが出来るのは、ほんの数人だ。


 その数人すら、専属秘書の鈴木の仲介抜きには中に入ることを許していない……。
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