チェロ弾きの上司。



そして、9月1日。
例の綺麗な男性、真木さんの出社開始日。
お姉様方がいつもよりバッチリメイク。服も気合入ってる。
そんなものなのかなぁ、と眺めるあたし。

朝礼で、改めて社長から真木さんが紹介された。

遠くから眺められるのをいいことに、観察してみる。

アーモンドの形をした目。
長い睫毛。
整った眉。
形のいい唇。
鼻筋がスッと通っていて。

それらの美しいパーツが、陶器のような肌の上にバランスよく配置されている。

茶色っぽくて柔らかそうな髪の毛。

スラっとしてて、頭小さい。脚長い。
そんな抜群のスタイルを包んでいるのは、紺のジャケットと黒い細身のパンツ。
インナーは薄いラベンダー色のシャツ。

自分に自信を持ってることがうかがえる雰囲気で。

はぁぁー。
やっぱり眩しくて目を合わせられないタイプだ。


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