大人の恋は波乱だらけ!?
「お……お邪魔します」
初めて入る昴さんの部屋に緊張してしまう。
しかも、本人不在という事もあり、それが余計に胸を高鳴らせてしまう。
真っ直ぐに導かれる様に来たのは机だった。
その上には原稿用紙が置いてあり、興味本位で目を通す。
前に少しだけ読んだことがあるけど、じっくりとは読んだことはなかった。
「……」
ペラペラとページを捲る音だけが部屋に響いていた。
何なのこれ、読めば読むほど彼の世界へと惹きこまれる。
あの時は、官能小説というだけで恥ずかしくなってしまったが自分が間違っていたと実感させられる。
確かに激しい表現は多いが、文章そのものも繊細で、ただ厭らしいだけのものではない。
上辺だけを見ていた自分が恥ずかしいと思えるほどだ。
「何読んでんだよ、変態」
「わっ!?」
いつの間にか私の傍にいた昴さんが原稿用紙を取り上げる。
「勝手に読んだのは謝ります、ごめんなさい。
でも、もっと読ませてください!」
「は?」
「私、官能小説を誤解していました。
昴さんの小説は凄く繊細で優しくて、とても素晴らしいです」
目を細めながら言えば昴さんは驚いた様に口を開けた。
そして、渋々とだが私に原稿用紙を渡してくれる。
それは、読んでもいいという合図だ。
嬉しくなった私は続きを読もうと視線を落とした。
「お前の小説もなかなかだったぞ」
「そうですか、ありがと……え?」
「お前の小説のキャラは皆、幸せそうでそれぞれが頑張って生きているんだって伝わってきた。
初めて人の小説を読んで胸が熱くなった」
淡々と語る昴さんを私は呆然と見つめていた。
初めて入る昴さんの部屋に緊張してしまう。
しかも、本人不在という事もあり、それが余計に胸を高鳴らせてしまう。
真っ直ぐに導かれる様に来たのは机だった。
その上には原稿用紙が置いてあり、興味本位で目を通す。
前に少しだけ読んだことがあるけど、じっくりとは読んだことはなかった。
「……」
ペラペラとページを捲る音だけが部屋に響いていた。
何なのこれ、読めば読むほど彼の世界へと惹きこまれる。
あの時は、官能小説というだけで恥ずかしくなってしまったが自分が間違っていたと実感させられる。
確かに激しい表現は多いが、文章そのものも繊細で、ただ厭らしいだけのものではない。
上辺だけを見ていた自分が恥ずかしいと思えるほどだ。
「何読んでんだよ、変態」
「わっ!?」
いつの間にか私の傍にいた昴さんが原稿用紙を取り上げる。
「勝手に読んだのは謝ります、ごめんなさい。
でも、もっと読ませてください!」
「は?」
「私、官能小説を誤解していました。
昴さんの小説は凄く繊細で優しくて、とても素晴らしいです」
目を細めながら言えば昴さんは驚いた様に口を開けた。
そして、渋々とだが私に原稿用紙を渡してくれる。
それは、読んでもいいという合図だ。
嬉しくなった私は続きを読もうと視線を落とした。
「お前の小説もなかなかだったぞ」
「そうですか、ありがと……え?」
「お前の小説のキャラは皆、幸せそうでそれぞれが頑張って生きているんだって伝わってきた。
初めて人の小説を読んで胸が熱くなった」
淡々と語る昴さんを私は呆然と見つめていた。