大人の恋は波乱だらけ!?
「桜木、3時から出版社で打合せだろう?」

「はい」

「じゃあそのまま帰っていいから」

「え?」


首を傾げれば高梨部長はフワリとした柔らかい笑顔を浮かべる。


「ゆっくり休め」

「……はい、ありがとうございます……」


高梨部長が何を想って言ってくれたかは分からない。
明美との事は話していないし、普通に振る舞っているつもりだ。
だけど、彼は何かを察してくれたのかもしてない。


「桜木さん!ちょっといい!?」

「あっ、はい!えっと……」

「もう行っていいぞ」

「すみません!失礼します」


ぺこりと頭を下げて呼んだ人の所へと駆け寄る。

高梨部長と別れる時。
一瞬だけ寂しそうな顔をしていたのは気のせいだろうか……。
気になったけどすぐに仕事へと取り掛かった。
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