冷徹上司は大家さん!?
携帯を枕元に戻した私は、いつも気合を入れるときにするように、両手で顔を軽く叩いた。
今日は、瀬尾さんに直接会って話を聞きに行かなければいけない。
待ち合わせ場所が以前彼に告白されたあのレストランだと考えると、なんだか不吉な予感がするけれど、とにかく行ってみなければ。
土曜日の午前8時。
待ち合わせの時間までまだ大分余裕があるけれど、緊張する心を落ち着けるため、私はゆっくりと準備を始めた。