秘密の契約
千波くんの微笑みは小さい子からお年寄りまでドキッとさせちゃうから、



愛ちゃん驚いちゃってるよ。



自分だっていまだに千波くんの微笑みにはいつも射抜かれっぱなしなのだ。



「えっと、アクエリをお願いします」


愛が頼んだ。



「OK」



千波がアクエリのボタンを押した。



アクエリを手にすると郁斗にコーラとアクエリを渡した。



車まで持っていけと言うことなのだろう。



郁斗は黙って受け取った。



そして千波は日菜の腕から日菜の選んだアップルジュースのペットボトルを取り上げた。



愛が日菜の耳に口を寄せた。



「千波様、さすが外国育ちよね?」



そう言えば……そうかも。



いつも一緒にいるから千波くんの気配りが当たり前のようになっちゃっているけど同年齢の男の子達にはまねできない仕草かもしれない。



「でも……昔からそうだよ?」



朝倉兄弟はそうだった。




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