秘密の契約
「日菜、どうした?」



考えすぎて足が止まっていたらしい。



一歩前を歩く千波が振り返った。



「えっ?」



ううんと首を振ると握られていた手がぎゅっともう一度握られた。



+ + + + + +



盛大なパーティーだった。



朝倉の会社の60周年記念パーティー。



おじ様が二代目、本当ならば千波くんは三代目になる。









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