秘密の契約
「兄貴、日菜なんだけどもう3日も学校休んでいるんだ」



もちろん恋人同士なんだから知っていると思うけど郁斗は兄の部屋を訪ねた。



「休んでいる?」



机に向かっていた千波はくるっと身体を回して郁斗を見た。



兄貴、知らなかったのか?



「知らなかったの?風邪らしいけど いいの?見舞いに行かなくて」



「ん?ああ」





< 262 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop