秘密の契約
絶対に千波くんを元気にさせる。



「日菜?」



箸の止まった日菜を母が呼ぶ。



「えっ?」



「食べ終わってから考え事をしなさいね」



苦笑いをしながら日菜をたしなめた。



そんな日菜を萌はじっと見ていた。



変な日菜ちゃん。



いつもぼんやりしているけど今日の様子はおかしすぎる。



千波兄と何かあったのかも。





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