秘密の契約

癒したい3

翌日、学校の帰り自宅には戻らないで制服のまま朝倉家のインターホンを鳴らしていた。



いないのかな……。



誰も出てこない。



誰もいないんだ……。



帰る途中に見たガレージには千波くんの車はあったけど……。



皆で出かけたのかもしれないと日菜はドアに背を向けた時、ドアが静かに開いた。



「日菜 入って」



いないものと思っていたから日菜はビクッとして振り返った。



その拍子にカバンが日菜の手から離れ大きな音をたてて落ちた。






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