秘密の契約
「日菜……」



千波は日菜の名前を呟くと唇にキスをした。



「ん……っ……」



名残おしそうに唇を離すと指で頬に触れた。



「日菜、もう一度最初からやり直して欲しい」



「最初から……やり直し……?」



言われている意味が分からなくて聞いていた。



「そう、俺と付き合って欲しい」



それを聞いた瞬間、日菜の瞳が潤んだ。



「明日、ちゃんと話すよ 一日出かけないか?」



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