秘密の契約
「ただいま」



リビングのドアが開いて千波が姿を現した。



本を抱えた千波はソファーに座っている日菜に微笑んだ。



「待たせてごめん」



「ううん おば様とお話してもらっていたから」



にっこり笑う日菜の隣に千波は腰を降ろした。



「千波、コーヒーでも飲む?」



「いや、いいよ 日菜、部屋へ行こう」



母親に断ると日菜に手を差し出して立たせた。




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