秘密の契約
「萌……」



日菜は嬉しかった。



「でも、日菜ちゃんもモテモテだね?千波兄に郁兄、それに夏葉先生まで、ほんと日菜ちゃんは魔性の女だよ」



嬉しかった日菜の気持ちが一気に落ちた。



「ま、魔性の女だなんて!萌!?そ、それに郁斗は関係ないじゃない!」



日菜は顔を真っ赤にして怒った。



だから……魔性なんだよ……郁兄の気持ちもわからないなんて……。



萌は心の中で呟いた。




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