秘密の契約
「はいはい 日菜ちゃんは男心をくすぐる何かを持っているんだよね」



言い方を変えて言うと萌はお味噌汁を口に運んだ。



「とにかく……パパ、ママ この話は聞かなかったことにするからね?」



「ごちそうさまでした」を言って日菜は自分の部屋に行った。


「パパもママも日菜ちゃんは千波兄が好きって知っているのになんで夏葉先生と縁談を進めるの?おかしいよ」


日菜がいなくなると萌が言った。



「家元のご機嫌を損ねたくなかったのよ……」


母親が申し訳なさそうに呟いたのだった。



< 445 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop