秘密の契約
「日菜、あの時にわかってやれなくてごめんな?」



「千波くん……」



「さっき、あの人に言ったことは本当だ 俺が日菜を幸せにしてあげたい」



日菜の頬に手を触れて唇を寄せる。



唇を重ねるとそれ以上に日菜が欲しくなる。



唇が離れると日菜が顔を真っ赤にして立ち上がった。



「ち、千波くん コーヒー入れてくるっ」



千波の言葉に舞い上がるほどうれしかった。



テレを隠すように日菜はキッチンへ向かったのだ。




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