秘密の契約
心配をされないように2人の前に出て先に歩く。


視聴覚教室へは一階下へ降りなくては行けない。



階段を一段降りる。



その時、眩暈を感じた日菜。



あっ!っと思った時には日菜は数段下の踊り場に倒れていた。



「キャーッ!日菜っ!」



目の前に起きた事が信じられなかった。



梨絵はその場にぼう然とし、愛は大急ぎで踊り場の日菜の元へ行った。



「日菜、日菜、日菜!」



愛が日菜を起こそうと名前を呼ぶ。



梨絵も我に返って日菜の元へ走った。



「愛、動かさない方が良いよ 頭打っているかもしれない」



ピクリとも動かない日菜を見ているだけだった。



だれかが先生と校医に知らせたのだろう。



数人の先生がすぐにやって来た。




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