秘密の契約
迎えに来た千波くんは黒字で英語がプリントされている白いTシャツに洗いざらしのジーンズ。



シルバーのネックレスと指輪を身に付けていた。



そんなごく普通の男の子がする格好だけど千波くんはカッコよい。



彼を見ると日菜の胸は高鳴ってしまう。



目をそらすと千波は手を差し出した。



日菜は仕方なく千波の手を握った。



「電車で行こうと思うんだけどいい?」



「うん、街中だから車より電車の方が便利だし」



2人は手を繋いで駅に向かって歩いた。







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