涙色。
ゆんとバイバイして1人になる。
真っ赤な夕日が私を横から照らす。
黒崎と話せなかったな…。
どうしたらもっとたくさん話せる?
なんでか分かんないけど、黒崎を前にすると言葉がでなくなる。
どうしたもんかね。
「…はぁ…はぁ」
後ろから誰かの荒い息が聞こえる。
なんとなく振り返るとそこには黒崎がいた。
「どうしたの!?家こっちだっけ…?」
「…いや、はぁ、西山、追いかけてきた」
結構走ってきたみたいで肩で息をしてる。
いや、そんなことより…。
『西山追いかけてきた』?
あれ?
私なにか忘れものでもしたっけ?
「私なんか忘れてた?」
「…っ…ははっ…なんも忘れてねーよ?」
あれ?
じゃあ黒崎は何をしにきたの?
「そっか…。ご、ごめんね!私理解力に乏しくて!つまり、どういうこと?」
黒崎は私の目を見て少し笑った。
「少し話したいなって…。思いまして…。迷惑だったかな?」
私と、話したかった?
黒崎も私と同じこと思ってくれてたんだ。
なんかうれしい。