禁断×恋愛

雅おこ。





「ふあーぁ…」


お風呂から出て、頭をタオルでわさわさしながら自分の部屋に戻ると、スマホのランプが光っていた。



「ん、電話?誰…」


LINEの通話画面になっていて、そこに表示されているのは、MiYaBiという名前。



「み、や、び…。あぁ、雅か!どうしたんだろ」


スッとスライドさせて、もしもーし、と出る。


『よぉ。夜にごめんな』


「大丈夫だよ、なんかあったの?」


『今、お前ん家の近くの公園にいるんだけど、出てこれるか?』


「え、うーん…」



部屋のドアを開けて、両親が起きているか確認をすると、明かりは消えてるからもう寝ているみたい。


「大丈夫だよ、ちょっと待ってて」


『了解』


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