ピュアに恋して♪


外部の人たちにも開放されているうちの学校の文化祭。
大人から子供までたくさんのお客さんが賑わう。


私のクラスのカフェにもたくさんの人が来てくれた。
ハロウィンで仮装をしている私たちのカフェはなかなかの盛況ぶりで、お客さんの反応もいい。


忙しくバタバタと慌ただしく過ぎていく時間はとても充実していた。



「メイドさん、君可愛いねぇ」



水を運んでいくと大学生くらいの男の人たちに声をかけられた。



「え、あ、ありがとうございます」



当たり障りなく笑顔でそう答える。



「ちょっとさ、おかえりなさいご主人様、って言ってよぉ」

「え?」

「そんなサービスしてくれてもいいじゃん」

「いいね!指名しちゃう!」

「指名って、それ違うから!」




下品な笑い声。
ど、どうしよう・・・。



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