あの日から動かぬ時間

《麗来SIDE》

電話を黒豹の本宅においてもらってるから居場所はわからないだろう。

竜也「恋愛初心者なんだ。」

麗来「それが、何?悪いか?」

竜也「悪いなんて一言も言ってねーけどな。」

麗来「まぁ、私には許婚がいるって分かってから恋愛はしないって決めてたからな。」

まさか、相手がこいつとは思わなかったけどな。

竜也「それは、偽りの恋しかしてねーって事?」

麗来「そういう事。」

竜也「じゃあ、俺が教えてやろーか?」

なんか、やばくなってる?

麗来「はっ?頭、狂った?」

竜也「いや、婚約者が純粋なんてラッキーだなと思って。」

ヤバい…こいつ弱い奴だとなめてたらヤバいかもしれない。

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