eager to give a helping hand wherever it is needed
私は不登校。だから学校には行ってなかった。
その上、家庭内環境はいい方ではなかった。


本音は家族にも言えず。
だから毎日1日中、ネットで現実逃避。
そうするしかなかったのだ……


私は少し戸惑いながら
「私のことは薇癒愛って呼んで…」

頑張ってニコッと笑ってみた。


「薇癒愛は何やってるの?携帯で」

飛翔はいきなり私の名前を呼んで携帯を指さしながら聞いてきた。
私は小さな声で

「……ネット」

そう答えた。


しかし返答がない。
会話が終わってしまった。
飛翔は困惑気味の表情だ。
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