ドクトル…あなたに恋して良いですか?
そう言われながらもせあらはどうしたらいいのか。まだ戸惑っていた。

好きなのかもしれない。

だけど…

そんな必要のないくらいの気持ちが、不安が…いつものせあら『らしくない』ほどに弱気になっている。そんなせあらとは裏腹に茅乃はなんだか嬉しそうな顔をして目をきらきらさせていた。しかしどうしたら…それこそ2人共が解らなかったもののさっきまでのフられた…というような寂しい気持ちはなかった。
手術の時間も近付き看護士が呼びに来た。そのまませあらは1人で待ち、茅乃は看護士と向かっていった。時間が過ぎるのを、茅乃を帰るのをただ外を眺めながら待っていた。
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