〈短編〉裏切りの果てに待っているものは……
始まりは突然に……
事の始まりは
羽宮聖子という
転校生が来たことでした。

外見はまぁまぁ、
性格は超最悪で
自分が一番だとか思っている
痛い女です。

嵌められ方はよくあるやつです。

ですが、“元両親”も含め
慧子さん以外
誰一人信じてくれないとは……

僕はそんな奴に
見えていたんですかね……

憤慨するのすら馬鹿らしくて
この感情を表す言葉が見つかりません。

百歩譲って
学校の人達(慧子さん以外)は
仕方ないと諦めましょう。

皆、高校生ですから
女を庇うのもわからなくありません。

ですが‼

“元両親”はなんなんですか?

十七年育てて来た
息子をあっさりと
切り捨てるとは……

呆れて言葉も出て来ませんよ。

だから、捨てられた
その日に学校の屋上から
飛び降りました。

復讐と後悔と絶望を
全員に知らしめるために。
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