ピアノ少年とサッカー少年と私
「次に指揮者何だが推薦、立候補ないか?」
先生が私たちに向かって聞く。

一人の生徒が手をあげて話し出した。
「去年吉澤さんの伴奏のときに指揮者をやった中村君がいいと思います。」
これには皆賛成していた。
この時私は思った。皆は優勝を狙っているということ。

「どうだ中村。」
先生が中村に聞く。私のときは私にやるかやらないか聞かなかった先生に呆れる。

中村君は、
「やります!」
といい指揮者は決定した。
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