学園王子は俺様系男子?!
教室に戻ると仲良しの帆華(ほのか)が近付いてきた。

『ちょっと美桜!あんたまた海くんに呼び出しされたの?!』

うるさいよ…。帆華ちゃん…

「そーなんだよね…。わたしなんかしちゃったのかな…。」

『なんにせよ、いーじゃない!
学園王子よ?!羨ましいわ〜!』

は?!羨ましい?!あの鬼畜野郎が?!

「帆華ちゃん。あいつはね王子なんかじゃないの。ただの俺様鬼畜野郎よ!」

信じてくれるわけもなく…

『なーにいってんの!あんなに優しい王子がそんなわけないじゃない。』

トホホ…。わかっておくれよ。

「だーかーらー!あいつは…」

パッ。な、なに?!誰かが目隠ししてる!?

「だ、だれ?!」

『だーれでしょう!』

え、うそ!?まさか…

「け、慶太先輩?」

『せーいかい♪よくわかったね美桜ちゃん』

顔が一気に熱くなるのを感じた。
だって慶太先輩は私の好きな人。

「どーしたんですか?!2年の教室に来るなんて!」

『へへっ。びっくりした?急に美桜ちゃんに会いたくなって♪』

や、やばい。失神しそう。。かっこよすぎる…!!

『最近海くんと仲よさそうじゃん。
俺ちょっと寂しいなぁー。』

え?!そんなわけがない!

「仲良くないです!!なんか目をつけられてるだけです!」

『じゃあ、美桜ちゃんは好きじゃないんだね?』

「当たり前です!!」

先輩に誤解されたくない!!
必死になっていたら…

『じゃあ、今度の文化祭一緒に回ろうよ。』

な、なんという贅沢なお言葉!
も、もちろん

「オッケーですよ!というかすごく嬉しいです!」

『よかったぁー!じゃあ、約束ね?』

「はいっ!」

『また、LIMEするね!』

はぁ…。し、あ、わ、せ。

『ちょっとよかったじゃない!美桜!』

帆華ちゃんは私が慶太先輩を好きなことをしっている唯一の友達。

「えへへ(照)めちゃ嬉しい!!
どーしよ!えへへへへへ(照)」

スッコグ嬉しいなぁー。てへへ(照)

『あんた。そのままで行く気じゃないでしょうね?だっさい眼鏡に膝下のスカート、ぼさぼさの手入れしてない髪!先輩に恥かかせるつもり?!?!』

帆華ちゃんのこえ高すぎてキンキンする!ってぇぇぇ?!

「わたしってそんなにやばい?!」

『かなりね。まぁあたしの言う通りにしなさい!文化祭までにはあと1週間!覚悟しなさいよ!』

えええええー!!!でも、先輩のためなら!

「よろしくお願いします!」

めざせ!モテモテ女子!
頑張るぞぉー!!!!


−その頃海くんは…−
美桜をどー誘うかな…。
まぁ、俺様にかかれば楽勝だぜ
はははははは笑
って俺ヘタレだしなぁ。
あああー(泣)

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