半分のキモチ
屋上でリサと飯を食う。
付き合ってる時でさえこんなことしたことなかったのに。


昨日見たテレビの話や友達の話。
くだらない話でリサは笑う。


疑うことがなかったリサの笑顔さえ、今は本当に笑えているのかと不安になる。


「勇馬、これ、壊れそうだよ」


リサがウォレットチェーンを指差す。


「あっ、どっかに引っ掛けたのかも」

「意外にマヌケだよね」

「うるせー」

「新しいの買うの?」

「だな」

「付き合おうか?」

「は?」

「いや、だから。買うなら付き合うよ」

「あっ、あぁ」

「これじゃすぐ買ったほうが良くない?」

「まぁな、じゃあ今日の放課後行くか」

「うん。じゃあ、放課後ね」


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