この手を離さない
私も親友の晴れ姿をじっくり拝むべく、一歩前に進み出た。



純白のウェディングドレスに身を包んだ未央の姿に私は感無量。



向かい合い、どちらからともなく抱き合った。




「未央、おめでとう。すごく綺麗!私達の分まで幸せになってね」



「ありがとう。でも奈美達だって、もうすでに幸せなんでしょ?」



「まあね」



「はいはい、ごちそうさま!あっそうだ!後でちょっとしたイベント考えてるから、楽しみにしてて」




「なによ?あんまり無茶はしないでね」



未央の意味深な笑みに少々わだかまりを残しながらも、理沙と共に一足先にチャペルに向かった。



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