この手を離さない
でも、今はそれでいい。



こうしてそばにいて、この笑顔を一人占めできるんだもん。



こんなぜいたくな時間を過ごせているんだから、これ以上を望んだら罰が当たる。



今この時間は、私だけの光輝だから、この幸せをかみしめていたい。



もちろん、そんな時間が常に続いているわけではない。



未央と理沙、他にも大学の友達がお見舞いに来る時がある。



そんな時の私は、まるで借りてきた猫のように大人しくなってしまう。



光輝は友達が多い。



もちろんその中には女の子もたくさんいる。



好敵手は未央だけじゃなかったのだな。



でも、嫉妬なんてしないんだから!



光輝と一緒にいられるだけで幸せなんだから!



と言い聞かせる私ってけなげ……。



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