ソルト


「…らしいよ」

机に突っ伏していると芭音が何か言った。

「え?」

「あの二人ワケありらしいよ」

「あの二人って?」

「そりゃ勿論、瀬野くんと芽莉先輩のことだよ」


なんの脈絡もなく そんな話をしてくる芭音に驚く。

まさかエス…

「エスパーとかじゃなくて、ね」

「なんでそんなわかるの」

「気付いてないかも知れないけど橘花はすぐに表情に出んのよ」

「えっ」

鏡を取り出し自分の顔をうつすけどいつもと変わらない気がした。

< 13 / 111 >

この作品をシェア

pagetop