ソルト
「…らしいよ」
机に突っ伏していると芭音が何か言った。
「え?」
「あの二人ワケありらしいよ」
「あの二人って?」
「そりゃ勿論、瀬野くんと芽莉先輩のことだよ」
なんの脈絡もなく そんな話をしてくる芭音に驚く。
まさかエス…
「エスパーとかじゃなくて、ね」
「なんでそんなわかるの」
「気付いてないかも知れないけど橘花はすぐに表情に出んのよ」
「えっ」
鏡を取り出し自分の顔をうつすけどいつもと変わらない気がした。