砂時計

2

目覚まし時計の音に、ハッとして目を覚ます。

なんだか不思議な夢を見た。今まで彼の夢なんて、見たことはなかったのに。

正夢かもしれない。スマホを手に取ると、LINEのメッセージを確認した。

……やっぱり未読のまま。

『必ず逢える』

それでも私は、彼の言葉を信じていた。生きていれば、必ず逢える……と。



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