100年分の恋の言葉
「このおバカ!昨日よくも芽衣様のメールを止めたじゃないの」

芽衣の言葉の第二声はお説教。

見た目は、ふにゃ~っとした感じの芽衣なのに性格はシャキシャキとハッキリと物事を言う。

「す、すみません…」

だから芽衣が苦手な子がいないはずもない…。

「本当、質問を送ったって言うのに…本当抜けてるわね」

毒舌キャラと言ってもおかしくない。

あたしは渋々謝る。

それに、実際メールを止めたのはあたしだし、謝る事に悪い気もしない。

右眉をあげて左眉を下げて呆れたように芽衣はあたしを見た。




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