100年分の恋の言葉
「えっと…1時間?くらいメールしたよ」

原くんとは特に何もなかった。

メールをしただけだし、こんな内容!って言うほど面白い内容でもない。

「内容は?」

…さすが芽衣様。
予想通りにそこを聞いて来るか。

「音楽とか部活について」

「なーんだ」

詰まんないと言わんばかりの言葉と声。


「まあ、これからじゃん」

ニヤリと笑って、直哉は白い歯とチャームポイントの八重歯を見せた。

何も言わずに直哉の横で京介は頭を縦に振った。


しばらくすると、1人…2人…と登校してきたクラスの人達が入って来る。



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