俺様上司は溺愛体質!?

「なんてこった……プレズィールの過去十年で一番売れたあのジュリエットブラシリーズが、ショコラと真屋さん発だったなんて……ボク全然知らなかったよ」

 潤は斜め前に座ってごくごくとビールを飲み続けるショコラを見て、頬杖をつき、それから深いため息をついた。

 それもそうだろう。
 ショコラに関しては見た目があまりにも強烈すぎて、とりあえず真屋時臣が連れてきた人だからと深く突っ込むこともしなかったのだ。

(しかも驚異の三十三歳……。見えない!)

 頬を膨らませながらマロニーをモグモグとすするショコラを見つめる。

「真屋サン、新入社員。ショコラは専門学校を卒業して四年目でシタヨ。社内コンペで真屋さん優勝して、デザイン部でくすぶってタショコラに声掛けてくれまシタ」




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