俺様上司は溺愛体質!?
(全然人の話聞いてないね!?)
怒りに震えながら腕に力を込めた。
「なんだ?」
「なんでもないです。遊んでただけです。さっ、阿部君、ショコラさん、お仕事いたしましょう!」
「フガフガッ……」
「はーい、お仕事しまショウ」
ちとせはモゴモゴする潤を抱えたまま、デスクで頬杖をつき、スケジュール帳を眺める真屋時臣を見つめた。
(まぁ、真屋さんは私が誰とデートしようが気にしないだろうけどね。しかも健全な水族館デートだもん。きっと『中学生のガキか』って笑うだけだわ。)