俺様上司は溺愛体質!?
「嬉しいです。最初は、私なんて潤やショコラに比べて本当に平凡だから、なんで選ばれたんだろうって思ってたから……嬉しいです。ありがとうございます。これからも頑張ります」
必要と言われて一瞬ひっくり返りそうになったが、これはこれで嬉しいことに違いない。
ちとせは真面目に頭をさげる。
「いや、だからな……」
「はい」
どうしたんだろうと顔を見る。
なぜか困っている。
「真屋さん?」
「それと……あの夜のこと、覚えてるか。俺がお前を拾った夜のことだ」
「……なっ、なんですかいきなりっ!」
自分は真面目に上司に感謝しているというのに、いきなりあの醜態を思い出されるこっちの身になってほしい。
「……忘れました」