好きって伝えさせて



少し長めの演説(?)のあとの鈴菜は半泣で。

涙を拭いながら、僕の隣にクラリネットをもって座った。


「大丈夫?」


「平気です。」


小さい声で答え、にっこりと微笑む鈴菜。


指揮の手があがり、みんなに緊張がはしる。


< 40 / 42 >

この作品をシェア

pagetop