始まりと終わり



「俺の事好きじゃないでしょ」


喧嘩がヒートアップする中、いつものように、悲しそうな台詞を問いかけてきた。
本当は凄く凄く伝えたかった。
心の底から好きだから、もっと安心してほしい。本当に本当に悠大しか見ていないのに、こんな些細な事で毎日喧嘩して悠大を傷つけたくないのに。

それでも、どうしてこんなにも私は弱いのだろうか

「正直、毎日同じ事で喧嘩してるじゃん」
「うん、分かってる」
「なんていうか、疲れる。悠大と付き合ってると」


どうしてこうも自己中心的なのだろうか
自分の努力を認めてもらいたいがために、毎日貴方を傷つけて、苦しめて
最低の人間だ。


悠大と一緒に居ると、もやもやして、些細な事で嫉妬してしまう事も相手には言わないくせに、どうして分かってくれないの、と、ただ責めているだけだった事に、その場で気づけていたら今はどう変わっていたのだろう。


「ごめん、俺が全部悪かった。ごめん」

どうしていいか分からず混乱する貴方を支える事も出来なかった。
私ってなんなの?彼女?それとも貴方をただ傷つけるだけの最低の女?


分かっていたのに、素直に言う事が出来なかった。
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