運命の恋、なんて。
「えーっ!合コン!?」



「そうなの~、人数足りなくて。お願いっ、胡桃(くるみ)が来てくれると助かるんだけど」



友達のノンちゃんが、かわいくお願いポーズをする。



「あたし、そーいうの苦手!絶対ヤダ」



「知ってるけどー、あたしを助けると思って。ねぇっ!?」



ノンちゃんは、高校に入ってから何度も合コンしてる。



そして彼氏が欲しいーと言いつつ、毎回ハズレだってボヤいてる。



あたしも1度だけ参加したけど、合コンのノリがどうも苦手で。



そのあとからは、ノンちゃんがあたしを誘うことはなくなった。



< 2 / 827 >

この作品をシェア

pagetop