運命の恋、なんて。
だから今回は、よっぽどの事態なんだろうけど。



「ヤダよ~、行かない」



「黙って座ってればいいから、ねっ?」



「絶対そんなわけにいかないもん」



「大丈夫だからぁ~。今回無理言って、バイト先の先輩に友達紹介してってお願いしたの!

でね、その先輩が超絶イケメンで、イケメン繋がりで絶対イケメンが来るんだってば。

日程もあたしの都合に合わせてもらって、二転三転で今日になって。その上人数足りないとか、申し訳なくって!」



「……ノンちゃん。言いたいことは、それだけ?」



< 3 / 827 >

この作品をシェア

pagetop