運命の恋、なんて。
「寝てて全然いーよ。風呂、もうあがった?」




「うん。八雲くんは?」




「ん~…俺、そろそろ寝るとこ~」




なんだか、ろれつが回ってない感じ。




くぐもった声だし、布団の中なのかも。




「もしかして…もう、寝てた!?あのっ、起こしてごめんね」




朝だって早かっただろうし、往復3時間も自転車こがせて、疲れないわけがない。




あたしってホント気がきかない。




返しは、メッセージでもよかったよね。




時計を見て気づいたけど、もう0時前だ…。




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