運命の恋、なんて。
八雲くんと会えずじまいで、1週間が経った。




そんなある日の放課後…。




「胡桃~、今日の帰り暇?」




ノンちゃんが女の子数人を引き連れて、あたしの席にやってきた。




もしかして、クラスのみんなとカラオケに行くのかな?




前回行けなかったから、今日は行きたいかも。




「暇だよ~。どっか遊びに行く?」




「それがね。彼氏と遊ぶ約束してて、女の子を何人か連れてきて欲しいっていうんだ。胡桃も来ない?」




「彼氏って…」




碓井くん、だよね?




そういえば、黒田先輩のことあれから聞いてなかった。




ノンちゃんもなにも言わないし、黒田先輩の方は断ったんだろうって勝手に思ってた。



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