運命の恋、なんて。
これって初デート!
八雲くんを表現するなら。



不思議な魅力を持った人…。



そういう言葉が、似合うような気がする。



外見は、とても綺麗で繊細なイメージ。



だけど電車の揺れから守ってくれたときの力強さにギャップを感じる。



フワフワしているようで、たまにツッコミ入ったり。



会話が途切れたときも、なんだか笑っているような口元に見ているこっちまで幸せな気分になる。



不意に窓の外に視線を向ける八雲くんを見て、思わず目を奪われた。



夕陽に照らされて、髪やピアスがキラキラと光っている。



凛とした横顔に艶やかな肌、眩しいほどのその美貌。



綺麗…。



見とれる…って、こういうことなのか。



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