運命の恋、なんて。
「実は今日働き過ぎて、もう疲れきっててさ。けど明日も胡桃ちゃんに会いたいし~、家だと助かる。OKもらえてよかった」




嬉しそうにしている八雲くんを見て、あたしの顔もほころぶ。




それに明日もあたしに会いたいって…すごく嬉しい。




「あたしは明日予定ないからいいけど、他に用事とかなかった?大丈夫?」




「全く。胡桃ちゃん、もっと俺の領域に踏み込んでくれば?なんかいつも遠慮してるよな」




遠慮…してるつもりはないんだけど。




ううん…言われたとうりかも。




「そうかも。八雲くんだって他に友達いるし、あたしと会うためにせっかくの休みを潰してもいいのかなって…」




「え、そんなこと?付き合ってんだし、もっと俺のこと独占していーよ」




八雲くんを独占!?




かけられた言葉に照れていると、八雲くんがあたしに両腕を伸ばした。




「おいで」




ドキン!




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