運命の恋、なんて。
きゃ~っ…キス、しちゃった…。




何度も、何度もその場面を思い出す。




そしてニヤけて…。




あたし、完全に危ない人だ。




今日も送ってくれるって言われたけど、ひとりで帰りたいから断った。




だって…こんなにニヤけてる顔、見せられないよ…。




「ただいまー」




家に帰って自分の部屋へ直行。




着替えてすぐにリビングへ向かう。




「お帰り、今日はどこに行ってたの?」




お母さんが夕食の支度をしながらチラッとあたしを見る。




「友達…の学校の、学祭に行ってたの」




彼氏ができたこと、話そうかな。




どうしようかな…。




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