運命の恋、なんて。
「そんなことないです!すっごく嬉しいですよ? 」



「うん。敬語やめよ。慣れねーから」



「そ、そんなの。馴れ馴れしくないですか!?」



「年同じだし気にしなくても」



「そーですね……って、ええっ!?」



「やっぱな。なんか勘違いしてんじゃねーかと思った。年上、あのふたりだけだから」



八雲くんが、黒田先輩とガッチリ体型の男の子を順番に指さす。



「そ…そーなの?」



驚いた!



まさか同じだったなんて。



「そ。だから敬語ナシな。使うのも使われんのも苦手でさ」



目を細めて笑う八雲くんに、ドキッとした。



同じ学年だと思うと、また違った目で見てしまう。



それに、敬語ナシだと親近感が更にわいてきた。



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