運命の恋、なんて。
やっぱりモテますね
ジュースを買って、八雲くんがいたであろう場所に戻ると。



あれ?いない…。



お土産見てるのかな?



ショップ内はたくさんの人で賑わっている。



ノンちゃんたちも、まだ現れないなー…。



ここで待ってればいいかな。



八雲くんが最後に立っていた柱の前に立ってみんなを待つ。



すると、人混みをかきわけて見た事のある人が姿を現した。



「…八雲くん!」



声をかけるけど、人の声に紛れてあたしの声は消えてしまった。



その代わり、他の女の子の声が聞こえる。



「どこの学校ですか?一緒に写真撮って下さい、お願いします」



八雲くんは、少し困ったように笑ってる。



ホント、モテる男は辛いね。



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