運命の恋、なんて。
自分の部屋で着替えをすませ、リビングへ行く。




「ここのケーキおいしいんですって。知り合いにもらったの」




お母さんが運んで来たのは、ショートケーキ。




「おいしそ~」




「早く帰ってくるといいことあるでしょ。たまには早く帰って来なさいよ」




「はーい」




ケーキを食べながらテレビを見る。




なんて至福の時間。




「そうそう…昨日の話だけど」




うっ。




つまるはずのないクリームが、喉の奥につまった。




「げほっ」




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